
こんにちは、のんしんです。
この記事では、「うつ病で休職中のつらさ」をテーマに書いています。
休職というのは何らかの理由で一時的に仕事を休むことですが、病気などの治療で休職することは現代では多くなってきているそうです。
私は過去にうつ病で休職を経験しています。今回はこの休職について、休職している本人がどのように感じているのかをお伝えしたいと思います。ただあくまで私の経験からお伝えしますのでご了承ください。
休職は本当にしたくないしたくない
休職した人を見て「楽そう」と考える方も一定数いるのが現状だと思います。私も正直この気持ちは非常にわかります。なぜなら私自身うつ病で休職する前は、このような考え方をしていたからです。当時は精神面での治療のため休職に入った職員がいると聞いたとき、正直「いいな。休めて。好きなことできるだろうな」と思っていました。仕事に没頭している人たちは、休みという言葉は貴重でうらやましいと感じる人は多いと思います。ただ実際に休職した身からすると考え方は逆になっているのです。私は休みたくないと感じていました。娘たちもまだ小さい中、心の病気という理由で休んで穴をあけたくないという思いがとても強かったのです。身体は動くのになぜ休まないといけないのか納得ができないのです。ただ周りの説得もあり、苦肉の策で休職を選んだという状況なのです。
罪悪感と申し訳なさでいっぱい
私は休職中は毎日罪悪感がありました。主治医はこの病気(うつ病)は治ると話してくださり治療に踏み切りました。しかし改善する未来がまったく見えないのです。私の場合休職して3週間は会社を休んでいる罪悪感と、生きていても忌がないなど自分を否定する時間が一日の大半を占めていました。頭をぐるぐる回り、いつの間にか倒れ込むように眠っているという生活でした。昼夜逆転しており、眠っている時間もバラバラでした。自由な時間は確保されるのですが、外に出たり、ゲームしたり、友達と食事に行ったりということはできませんでした。その理由は休んでしまっているという罪悪感があるからです。本来は仕事をしているので、休職中にそのような事をするべきではないと考えるのです。治療の一環で主治医はやりたい事をしていいと言ってくれます。しかしそれができないのです。仕事をしているときは、休みの日は何がしたいかいろいろと考えるのですが、休職中は考えることができないのです。
ただ3週間くらい過ぎると、睡眠時間が次第に確保されて処方された薬の効き目も感じることができてきました。2日に1回は、数十分散歩に出ることもできるようになりました。ただ日中の明るい時間帯は難しく、21時を過ぎたくらいにふらっと散歩をするような生活でした。これがさらに約2週間続きます。休職に入り1ヶ月が過ぎると、少し何かやってみようという気持ちも出てくるようになります。罪悪感もあるのですが、治療のために何かしてみようという考え方ができるようになってきました。外にでて日光を浴びる時間も徐々に増えてきます。ただ生活リズムは整っておらず、週の半分は不眠や過眠が生じ、昼夜逆転することを繰り返していました。そこからまた2週間が過ぎると生活リズムが整ってきます。自分のやりたいことや、仕事への復帰を考えられるようになりました。
つまり休職中にやりたいことをする余裕はまったくないのです。何かやってみようということも仕事復帰するためのリハビリ意識の意味合いが大きいのです。
ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。うつ病の休職についてのつらさをお伝えしましたが、実は私自身休職中のことはあまり覚えていないのです。正確には治療開始から1ヶ月半ごろまでの一番つらい状況の思い出はあいまいで、周りの方に確認しながらこの記事を書きました。思い出せないくらいやはりつらい状況だったのだと改めて思います。
休職は避けることができるのであればそれが一番いいと思います。もちろん実際に病気等にかかり休職が必要であれば取る必要があります。ただこれは周りがうらやましいと思える事ではないのです。むしろ見守ってほしいと思います。
うつ病だけではなく休職についての考え方に、少しでも変化があれば嬉しいです。



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