未経験で第二種電気工事士試験を独学で合格した方法-技能試験編

こんにちは、のんしんです。

この記事では、「未経験で第二種電気工事士試験を独学で合格した方法-技能試験編」をテーマに書いています。

みなさん第二種電気工事士の資格という資格をご存じでしょうか。第二種電気工事士は600V以下の電気工事を行うための国家資格です。この資格を取得すると自宅のリフォーム時DIYで電気設備を設置できます。例えばコンセントの増設などですね。

 私は2023年に第二種電気工事士の試験を受け合格しました。仕事で水道屋の経験がありますが、電気関係の知識はなく(義務教育で理科の知識が若干記憶にあるレベル)未経験での挑戦でした。

 この資格の取得を目指す上で、未経験でも合格できるのか疑問に思う方もいると思います。結論第二種電気工事士の資格は、未経験でも独学で合格することが出来ます。今回は電気関係未経験の私がどのようにして第二種電気工事士の試験を受け合格したかをお伝えしていきます。

また第二種電気工事士試験では、学科試験と技能試験があります。この記事は技能試験に関しお伝えしています。学科試験に関しては、「未経験で第二種電気工事士試験を独学で合格した方法-学科試験編」を参考にしていただけますようお願いします。

技能試験対策時間は「15時間」を目安

第二種電気工事士の技能試験を受ける方は、どのくらい対策すると合格できるか気になるところだと思います。対策時間は「 15時間」を目安に考えるといいと思います。内容は出題された配線図を欠陥なく施工する試験です。出題される配線図は事前に公表されており全13問あります。時間は30分で、試験日当日全13問中1問がでます。会場ごとに出題される問題が違います(例えば愛知県ではNo1の問題が出たが、大阪府ではNo2の問題が出たなど)。

対策方法は全13問の配線図を施工練習+苦手な施工個所の繰り返し

ではどのように15時間を使い、40分で出題された配線図を欠陥なく施工することができるようになるのでしょうか。私の実際使用したものは、①工具一式②レンタル技能試験練習材料セット③YouTube動画の「電工試験の虎_ホーザン」です。各使用方法については以下の通りまとめています。

1.工具一式

技能試験では工具を使用し配線図を欠陥なく施工します。工具は電動のものは試験で使用禁止となっていますのでご注意ください。第二種電気工事士の技能試験で実際に私の使用した工具は①VVFストリッパー②圧着工具③ウォーターポンププライヤー④布尺⑤プラスドライバー⑥マイナスドライバー⑦ペンチ⑧電工ナイフです。聞きなれない工具も多いかと思いますが、私の場合第二種電気工事士で使用する工具セットを購入しました。また実際に使用した工具一式のリンク先も紹介していますので、参考にしてみてください。自宅で使用しているものがあれば、必要な工具だけ買い足しても良いかと思います。ちなみにこの工具セットには解説動画付きハンドブックがついています。私は後に説明するYouTube動画の「電工試験の虎_ホーザン」で合わせて使用しました。

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2.レンタル技能試験練習材料セット

技能試験対策は、事前に公表された配線図の施工練習をしていきます。ただ初めてではどのような材料を使うのかはわからず、確認するのにも時間がかかります。そこでおすすめが、技能試験練習材料セットを用意することです。あらかじめ試験に必要な材料がそろおり、準備に時間がかかりません。しかも必要な材料を購入すると費用は数万円と高額となります。その為材料の用意にはレンタルをおすすめします。

私は「有限会社ジェイメディアネット」で用意されているレンタル品を使用しました。試験対策に必要な材料はすべてそろっており、また使用した後に材料は着払いで返却できるので材料の処分にも困りません。購入するよりも安く準備ができるため非常におすすめです。リンク先を紹介していますので参考にしてみてください☟

【公式】 電気工事士技能試験練習用材料がレンタルできます。器具や電線のバラ売りにも対応。動画解説や参考書がセットになった「準備万端シリーズ」を製作しているジェイメディアネットのショッピングサイト

3.YouTube動画「電工試験の虎_ホーザン」

工具と技能試験用の材料がそろっても、どのように練習していけばいいのかわかりません。この技能試験の練習教材でおすすめするのが、YouTube動画「電工試験の虎_ホーザン」です。私はこの動画を見つつ出題される配線図を全13問施工していきました。各工具の使い方や、配線図のポイントなどわかりやすく解説しており、しかも無料で見ることができるのはおすすめです。リンク先を紹介していますので参考にしてみてください☟

電工試験の虎_ホーザン – YouTube

そして一通りの配線図を施工すると、自分の苦手もしくは時間のかかる施工がわかると思います。ちなみに私はランプレセクタクルという照明器具の施工とスイッチの取り付けが苦手で時間がかかっていました。そのためこの器具の練習は毎日行いました。得意になるとまではいかなくとも、苦手な練習を繰り返すことで時間短縮は図ることができます。

また複線図という図を技能試験では使用することがあります。この複線図の練習も毎日行いました。中には複線図を書かずに施工する方もいるみたいです。ただ私は複線図を書き、施工をすることで安心できたため毎日複線図の練習をしました。

13問分配線図の施工に10時間+毎日複線図の練習2時間+苦手な施工練習に3時間で、試験対策時間が15時間となります。

欠陥事例は必ず覚える

技能試験で一番大事なことは、欠陥なく配線図通りに施工することです。この欠陥の有無は具体的に公表されています。施行できていても、この欠陥に該当してしまうと一発アウトとなってしまいます。その為欠陥事例は必ず覚えて、正しく施工できるようにします。

ちなみに私は一度技能試験で不合格となっていますが、理由はこの欠陥にあたる施工を行ったことであると思っています。具体的にはスイッチの埋め込み取付枠にスイッチをはめ込むという施工があったのですが、施工が甘く技能試験終了後にスイッチが埋め込み取付枠から外れてしまいました。試験が終わった瞬間に落ちたと思いました。

そのため練習する際は欠陥事例に当たらないように施工することを特に意識していきましょう。

欠陥について公表先のリンク先を紹介させていただきますので参考にしてみてください。

技能試験に係る欠陥の判断基準等について | 第二種電気工事士試験 | 電気工事士 | 一般財団法人 電気技術者試験センター

ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。この記事はあくまで自分の経験からお伝えさせていただいています。もちろんこの方法で以外での対策方法もありますので、そのあたりはご了承ください。私自身は技能試験に一度不合格となり、とても悔しい思いをしました。2度目の試験対策では、苦手な作業を徹底して行いました。一度不合格となっているからこそ伝えられることがあると思い、今回第二種電気工事士についてお伝えしています。 これから第二種電気工事士試験に挑戦される方へ少しでも有益な情報となれば嬉しいです。

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