
こんにちは、のんしんです。
この記事では、「未経験で第二種電気工事士試験を独学で合格した方法-学科試験編」をテーマに書いています。
みなさん第二種電気工事士の資格という資格をご存じでしょうか。第二種電気工事士は600V以下の電気工事を行うための国家資格です。この資格を取得すると自宅のリフォーム時DIYで電気設備を設置できます。例えばコンセントの増設などですね。
私は2023年に第二種電気工事士の試験を受け合格しました。仕事で水道屋の経験がありますが、電気関係の知識はなく(義務教育で理科の知識が若干記憶にあるレベル)未経験での挑戦でした。
この資格の取得を目指す上で、未経験でも合格できるのか疑問に思う方もいると思います。結論第二種電気工事士の資格は、未経験でも独学で合格することが出来ます。今回は電気関係未経験の私がどのようにして第二種電気工事士の試験を受け合格したかをお伝えしていきます。
また第二種電気工事士試験では、学科試験と技能試験があります。この記事は学科試験に関しお伝えしています。技能試験に関しては、「未経験で第二種電気工事士試験を独学で合格した方法-技能試験編」を参考にしていただけますようお願いします。
学科試験対策時間は「30時間」を目安
第二種電気工事士の学科試験を受ける方は、どのくらい勉強すると合格できるか気になるところだと思います。対策時間は「30時間」を目安に考えるといいと思います。学科試験は100点中60点以上で合格となります。マークシート方式で問題が50問あり、30問以上の正解で合格となります(各2点)。この30問以上を正解するための対策時間が30時間となります。
使用するものは教科書+過去問
ではそのようにして30時間を使い、30問以上正解することが出来るレベルになるのでしょうか。私の実際使用したものは①教科書②過去問です。各使用方法は以下の通りまとめています。また実際に使用したもののリンク先も紹介していますので、参考にしてみてください(ただし使用した教科書及び過去問は毎年更新されていますので、最新のものをご確認ください)。教科書+過去問と書きましたが、私の購入した本は教科書と厳選された過去問(全200問)が一冊になっていますのでおすすめです。
1.教科書
初めに読みます。ざっくりと大まかな出題範囲を読みます。およそ3時間で一読できると思います。後は問題集を解き、解説部分と合わせて教科書で周辺知識を確認していきます。ここで注意してほしいのは、教科書を読む段階では覚えようとしなくても大丈夫です。あくまでどんな問題が出るのかを把握する目的で読んでいきましょう。
2.過去問(問題集)
教科書を一読後ひたすら過去問を解きます。問題を解く→わからない部分を解答及び教科書で確認を繰り返します。これを覚えるまで繰り返す時間が27時間くらいです。学科試験は過去問が理解できれば、合格できる傾向になっています(絶対ではありませんが)。試験ではほぼ同じ問題も出題されているくらいです。そのため過去問を攻略することは、学科試験を合格することへの一番の近道だと言えます。
教科書を読む3時間+過去問を繰り返す27時間で30時間の対策時間となります。この対策方法で自己採点で90点でした(50問中45問正解)。過去問の1割ほどは覚えきれない状態でしたが、余裕をもって合格点に達しています。60点ギリギリを目指すのであれば、もう少し過去問の理解があいまいでもいいかもしれません。個人的な意見としては、もう5時間くらい対策時間を減らしても合格はできたかもしれないと思っています。その分点数は下がっていたかもしれませんが、資格試験である以上合格点に達していれば問題ありません。
短期間で集中して対策する
第二種電気工事士の学科試験ですが、短期間で集中し対策することをおすすめします。私は普段資格試験に挑戦する際は、中長期でスケジュールを立てます。しかし第二種電気工事士の資格試験は、短期間で対策する方が効率的だと思いました。理由は合格点に達するための覚えることが少ないからです。まとまった時間が取れるのであれば、1週間ほどでも合格可能だと思います。ただし継続することが大事です。短期集中では1日休むことは、忘れてしまうリスクがあるので注意しましょう。どうしても時間がとれない場合も、5分だけ時間を取るなど工夫を考えてもいいと思います。とにかく継続していくことが大事になります。
学科試験の内容は実技試験には大きく影響しない!?
学科試験の内容をしっかり理解できていないと技能試験は合格できないのではないかと思われる方もいるかもしれません。
個人的な意見ですが、学科試験の内容は技能試験に大きくは影響しません。あくまで大きく影響しないだけで、学科試験の内容も入ってはいます。しかし技能試験は全く別物です。正直私は学科試験を合格した後、覚えた内容は半分以上忘れていました。技能試験に学科試験の内容は大きく使われることはないのです。そのため学科試験は合格することだけ考えてもらえればと思います。
ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。今回の内容は前述した通り私の経験からお伝えしています。第二種電気工事士試験だけではないのですが、何かをできるようにするには個人差もあります。
ただ私はこの方法で第二種電気工事士学科試験を一発合格しています。合格した人の勉強方法を参考にすることも、対策方法の一つだと思います。
これから第二種電気工事士を目指す方に少しでも有益な情報となれば嬉しいです。
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