うつ病を経験して得たもの

こんにちは、のんしんです。

この記事では、「うつ病を経験して得たもの」をテーマに書いています。

皆さんはうつ病という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

うつ病は、持続的な悲しみや興味の喪失、エネルギーの低下、集中力の低下、食欲の変化、睡眠障害、自己価値の低下、絶望感などの症状を特徴とする精神疾患と言われています。日本のうつ病の有病率は100人に3~7人と言われているそうです。

私は過去うつ病を経験し、休職し通院治療を受け社会復帰をした経緯があります。うつ病と聞くと良いイメージを持つ方は少ないと思います。しかし私自身は、うつ病を経験したことで得たものもありました。

今回は私自身がうつ病を経験したことで得たものをお伝えしたいと思います。

本当に支えになってくれる人の存在

うつ病を経験し私自身が感じたのは、本当に支えになってくれる人の存在に気づいたことです。うつ病の治療過程で自暴自棄になることも多く、自分に自信が持てない状態が長く続きました。その時に私の支えになってくれたのが家族の存在でした。特に嫁さんの存在には改めて支えになる人なのだと気づきました。今まで何となく人と関わりそれなりの付き合いもありました。ただうつ病を経験し本当に自分が苦しいときに自分の周りに支えになってくれる人が誰なのか気づきました。うつ病の治療過程で関わっていない人が支えになっていないというわけではありません。ただ私の中で最優先に誰を大事にするべきか気づけたのは、治療を受けた過程の中で得たものだったと思います。

自分の身体を最優先する考えになった

私がうつ病を経験したのは36歳の時です。働き盛りで三女が生まれ、自分にとにかくプレッシャーをかけていました。毎日仕事のことを考え、とにかく必死に働きました。休日に仕事以外のことを考えるのは悪だと感じているような状態でした。それでも将来に関する不安は消えず、とにかく自分を追い込みました。家族との関りはありましたが、休日でも時間を区切りこの時間は仕事に関して、この時間は家族サービスと分けていました。仕事に関して考えない日は1日もなかったと思います。

ただ結果として私はこの状況に耐えることができず、うつ病となってしまったのだと思います。この状況が耐えられるもしくは当たり前のようにやれる人もいるのかもしれませんが、自分にはできなかったです。

そしてうつ病になったことで、自分の健康は失われてしまい仕事をすることができなくなりました。毎日仕事のことを考えていた結果が、仕事ができなくなる状態に追い込んでしまっていたのです。約3ヶ月仕事から離れ治療していましたが、この時から自分の身体を第一に考えていこうと真剣に思いました。今でもその考えは変わらず、仕事もしっかり行いますが一定の線引きをするようにはなりました。

自分がこれからどうしたいのかを知ることができた

うつ病の治療をしていた時は余裕が全くなかったのですが、自分がこれからどうしたいのかを考える時間はたくさん取れました。周りの目を気にせずどう生きていきたいのかをゆっくり考えることができました。特に自分の身体の健康について、誰を大事にしていくかはすごく考えました。どうしたいか、なぜそう思うのか、そう思うのはどういう影響があったのかなど考えました。今の考えはもともとのどういった経験や環境から成り立っているかなど、心理士の助言もあり治療の過程で考えることができました。

ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。今回は私のうつ病経験で得たものをお伝えさせていただきました。もちろんうつ病はかからない事がいいと思います。ただ私自身がお伝えしたいのは、うつ病になったからといって悪い事ばかりではないという事です。少なくとも私は得たものもありました。もし当時の状況が自分自身耐えられるようであれば、普段通り生活ができていたかもしれません。その代わりに今回気づけたこと、気づかないままその後の人生を送っていたかもしれません。それが良かったのかはわかりませんが、うつ病に関しては悪いイメージばかりではない事も知ってもらいたいと思っています。

うつ病は再発する可能性も非常に高い病気です。私自身も二度とうつ病になりたくないと考えていてもこの先はどうなるかわかりません。でも無理は絶対にしないと私は決めました。自分を最優先に考え、そのうえで周りを大切にしていこうと決めました。

うつ病に関して少しでも私の思いが伝われば嬉しいです。

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